Con Salud.esというスペイン発の健康や美容に関するデジタルメディアの記事のなかから「なるほど」と思ったものを抜粋してお届けします。今日は「アンチエイジングはもう古い?!」と題して、ヨーロッパのマダムの中では常識となりつつある言葉「ヘルシーエイジング」についての記事を紹介します。アンチエイジング=抗加齢という言葉は、健康寿命を延長するための予防学の一種を表す言葉なのですが、老いに対抗するという意味ですよね。それに対して、健康的加齢=ヘルシーエイジングとはどういうものなのでしょうか?
老化とは、25%が生まれながらにして持ち合わせている遺伝的要素、残りの75%は自らのライフスタイルに左右されるといわれています。つまり、大気(大気汚染)、光、水、温度、湿度、放射線そして腸内細菌叢などの人が外部環境から受ける因子の総量エクスポソームが加齢に大きくかかわってくるということです。
エクスポソームは、個々人の生活にかかわるすべての環境要因がベースとなっており、体調や体の変調に関係していると2009年ごろにもWHOより発表がありました。つまり、外気や土壌から受ける放射線量、汚染、たばこ、食生活、ストレス、睡眠不足などがエクスポソームを左右し、それが老化を引き起こす要因の75%を占めているということになります。
この考え方から生まれた、スペインの医薬化粧品会社の「ラボラトリオ・ベベ」はの薬用化粧品が今話題になっています。新しい抗老化コンセプトとして「ヘルシーエイジング」という言葉を生み出し、それが欧州の女性では新しいトレンドになっているのです。
これまでのアンチエイジング化粧品は、肌に失われた栄養を補給するという視点に立ったものが多かったのに対して、「ヘルシーエイジング」はエクスポソームから肌を守ることを主軸に置いています。「ラボラトリオ・ベベ」はあらゆる年代に起こりえる、エクスポソームが要因から肌を守り、健康で活力のある肌を保つことを助ける役割をする化粧品をエピジェネティックとバイオテクノロジーを駆使して開発したと発表しています。つまり、栄養補給率先型ではないのでどの年代でも同じ化粧品を使えるのも特徴的です。

要点
★老化の75%は、自身の生活環境や様式に起因する
★これからは、アンチエイジングではなく「ヘルシーエイジング」!
生活環境や汚染は、すぐにどこかへ空気の良い場所へ転地するなんてことはできませんが、食生活を見直す、睡眠時間をきちんと取り体を休ませることはできそうですね。
肌、特に手や顔は外気にさらされているので一番環境に左右される場所です。毎日しっかり汚れを落としながらも、必要な油分まで取り除いてしまわないように手や顔を正しく洗うことも実行できそうです。
週に1回~2回、顔や手をファンゴベルデでパックすることもお勧めです。乾燥が気になる方は乾く前に洗っちゃってください。
オーガニックセレクトショップ リルココさんで発売しています。よろしければぜひ。
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