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執筆者の写真SPA FANGO

カンナビジオール(CBDオイル)って知ってますか?





カンナビジオール(CBDオイル)という植物の大麻からとれる成分がここ数年、世界の美容業界で注目されるようになってきました。

CBDオイルはかなり前に美容業界に登場しましたが、当初は、一時の流行で多くの人がフェードアウトするだろうと考えていました。

しかしながら、CBDは徐々にその効能が注目され、現在では世界中の多くのSPA施設で抗炎症とアンチエイジングの特性を持ち、心を落ち着かせる成分としての評判を得るようになっています。その理由は一度利用したクライアントが、大麻に含まれる天然由来の成分で 肌荒れやストレスなどが改善されたことで、消費者側からの要望が増えたことによります。


日本では、大麻=麻薬と結びついてしまいイメージが悪いためか、海外よりはCBDオイルが広く受け入れられていない傾向があります。

麻に含まれる成分カンナビノイドには、100種類以上のものがあり、麻薬として使われる成分はテトラヒドロカンナビノール(THC)というもので、いわゆる「ハイになる」精神活性作用があります。CBDもそのカンナビノイドの一種ですが、精神活性作用、習慣性や依存性もありません。


CBDオイルの期待される効果とは?

ビタミンCやビタミンEよりも高い抗酸化作用があると諸外国の研究で多数報告が上がっています。また環境汚染物質などの外的ダメージから肌を守り、肌のキメを整える効果もあるという報告もあり、アンチエイジングや育毛効果についての研究も進んでいます。



一流SPAが新しい顧客開拓にCBDを取り入れる傾向が進んでいる!?

ロンドンのマンダリンオリエンタルのTHE SPAと元祖老舗購入ホテルのランガホテルは最近、高級CBDブランドOTOと提携してCBDマッサージメニューを提供し新規顧客獲得に成功しています。

また、ウェルネス&スキンケアブランドのラ・リュー・ベルテは、CBDを含む初の製品で、Cibtacを開発し、すでに販売の認定を受け様々な高級SPA併設ホテルと契約も結んでいます。

グラスゴーのキンプトンブライスウッドスクエア(https://www.kimptonblythswoodsquare.com/)ではラ・リューベルテとタッグを組み、SPAメニューにCBDを取り入れるだけでなく、お部屋のCBD効果を満喫できるようCBDバスをセットにしたトータルウェルネスパッケージが人気を呼んでいます。

このホテルでは人は、自然と触れ合うことで健康や幸せを得られるというバイオフィリアの考え方を再現した緑の部屋「La Chambre Verte 」と名付けられた特別なお部屋があります。

お部屋には、植物がたくさん置かれていて、CBDカクテル、バーチャル瞑想ガイディング、ラ・リューベルテのCBDバス、CBDバスオイル、自然をベースにしたサウンドスケープを体験することもできます。この音楽は、脳を深い瞑想状態へと導き、リラクゼーションと幸福感をもたらすことに重点をおいて作られたオリジナルのものでリラクゼーションと質の良い睡眠のためのミュージックセラピーの観点で監修されたものです。


日本でのCBD

日本も昔は大麻は繊維として使われていたり、日本では古くからしめ縄、神事のお祓いなどに使われていたものです。現在主に栽培されているのが栃木県でTHC成分をほとんど含まない品種改良種とのことです。日本では、大麻規制法というもで、大麻の種や茎は使ってもOK、穂や葉、根っこはNGという規制があるので、輸入品でもどこを使っているのかが証明されないものは違法ということにもなってしまうようです。

また、一般的にも正しく理解されていないところがあり、諸外国に比べるとCBDの広がるスピードは遅いですが、SPA施設や施術者が正しく理解し、国内で承認される部分から抽出されたCBDオイルが出回るようになれば、ウェルビーイングの強力なアイテムとして広がるかもしれないですね。



情報元:professionalbeauty.co.uk

参考:https://japan-ca.jp/cbd/



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