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執筆者の写真HIROKO ISHIHARA

人生を粋に生きるための道とは?

更新日:2023年5月19日


道 
あなたの人生の道とは

日本には「柔道」、「剣道」、「柔道」、「茶道」、「華道」… と〇〇道というものがたくさん存在します。

そもそも、「道」とはどういう意味なのでしょうか?


中国から伝わった「道(どう)」という漢字は、編の「しんにょう」の部分は【行く・進む】という意味があり、つくりの「首」という部分は【目的に主導する】という意味を持っていて、境地に達するというような意味が込められています。


日本古来の「道(みち)」は、路に通じる、通行するための通りという意味だけではなく、道理や情理という抽象的な意味でも使われていたといわれています。

「かくばかり すべなきものか 世間(よのなか)の道」と万葉歌人の山上憶良は詠んでいます。これは、直接的な通行するための道という意味ではなく、道理という意味合いで「道」を使っています。

また平安時代ごろから、学問や芸能を究めることを「道」と使うようになったようで、剣術や柔術が、剣道や柔道となったのは、テクニック=術だけを身に着けるだけではなく、情理という人間らしい感情とものごとのあるべき筋道が伴っていなければならないという意味が込められているのだと思います。 そして、その「情理」という部分は、マニュアル化できない、その人の人間性が表れるものなのではないかと思います。


【粋】な人生って?



粋
粋に生きよう!

【粋】という表現は、江戸時代に芸者さんの身なりや立ち居振る舞いが洗練されていて、艶があり、色気とさっぱりとした心持が同居している様子を「粋だね」と言ったのが始まりだとされています。

この言葉も決して「粋になるためには」という誰にでも通用するマニュアルを作るのが難しいファジーで感覚的な表現ですよね。


【粋】というのは江戸の庶民の間で、当時の人たちがかっこいいと考えていた美意識や生き様、価値観で、艶や色気は決して英語のセクシーではなく、内面から醸し出される暗示性の高いものだといえます。つまり、絶世の美女でも立ち居振る舞いや心意気が伴わなければ【粋】とは呼ばなかったわけです。


【粋】の反対語は【野暮】。この「良い」か「悪い」や「プラス」か「マイナス」かという現代の価値判断だけではなく、【粋】と【野暮】という数値化できない価値判断ができる感性を持ち合わせていることが、日本人の文化を豊かにしていたのではないかと思います。


では、【粋に生きる】ということは、どういうことなのでしょうか?

自分自身をよく見つめ、自分なりの人生観、哲学、美意識を持つこと。そして、身体をケアし、立ち居振る舞いを美しく調えることを怠らないことなのではないかと考えます。

当協会では、IKI3道と題して「息を調え 粋に 生きる」ことが幸せに生きることにつながると考え、一人一人が、自分の粋な生き方を見つけていくためのセルフケア力をアップする活動として月に1回のTERRA小屋という勉強会を開催しています。初回から参加されている方々は、勉強会で得たことをヒントに、ご自身の【粋】を実現している姿がとても素敵です!


3月のテーマは『調心』


そして3月のTERRA小屋は、今週の金曜日です! 

意識していないと意外となまってしまう口の周りの筋肉を動かす体操をした後に、皆さんの心に残るお勧めのフレーズや本や絵本の一節を朗読していただき、心に栄養を与える90分にしたいなと思っております。

皆さんの選んだ本やフレーズを聞くことで、普段自分があまり手にしない本などに触れる機会が得られる貴重な機会ですし、声を出して読むということは黙読よりも脳に良い刺激を与えることがわかっています。


ぜひ、ふるってご参加ください。 その都度参加は画像をクリックしてピーテックスからお申し込みをお願いします!











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