「医学は、人に向き合うことから始まる」
- HIROKO ISHIHARA

- 7月24日
- 読了時間: 2分
協会技術顧問 ウゴ・フィコセッコ先生の言葉に触れて思うこと
私たちが健康について考えるとき、つい「症状」や「数値」といった“目に見えるもの”に意識が向きがちです。しかし、スパファンゴヘルシーエイジング協会の技術顧問を務めるウゴ・フィコセッコ医師は、その本質に立ち返る大切さを、あらためて私たちに問いかけてくれます。
「医学は、人に向き合うことから始まる」
この言葉に込められているのは、「人をまるごと見る」ことの重要性です。
身体を診るだけでなく、その人の考え、感情、価値観、文化、生活の背景までも丁寧に見つめること。画一的な治療法ではなく、一人ひとりに寄り添った方法を探っていく。そのためには医学の知識だけでなく、「想像力」が不可欠だとウゴ先生は語ります。
一見同じ症状に見えても、その背景にはそれぞれの人生の物語があります。年齢や性別、生活環境、職場や家庭での役割、無意識の感情までもが、身体に大きな影響を及ぼします。だからこそ、身体の声だけでなく、心の声に耳を傾けること。それが「本当に治す」ということにつながるのです。
このような視点をもつウゴ先生は、アルゼンチン出身の自然療法医であり、温泉療法、ファンゴセラピー、水治療法の国際的な第一人者です。協会では、ヨーロッパ各地の水と土の知恵を日本のセルフケアに活かすため、技術監修として数々のプログラムに関わってくださっています。
10月、スペイン・クンティスでの特別ワークショップへ
そんなウゴ先生によるセルフケアのための本格メソッドを体験できる貴重な機会が、今年10月にスペイン・ガリシア地方のクンティス温泉で開催されます。
本ワークショップでは、「水」と「大地」という自然の要素とともに、自分の感覚を深く見つめる時間が用意されています。心と身体を分けず、「人としての全体性」にアクセスする方法を学べる体験型のプログラムです。
現地の湧き水、泥、呼吸法、身体の動き――どれもが「治癒力」と深く結びついています。五感を開いて、自分自身と向き合う時間を持ちたい方には、まさにおすすめの内容です。
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今後、ウゴ先生のことばを引用したシリーズ企画も予定していますので、お楽しみに。








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