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  • 執筆者の写真HIROKO ISHIHARA

自分の本当の心身の状態を知る極意 Part1


早めに心身の状態に気付いて健康に
早めに心身の状態に気付いて健康に

自分自身のことって一番よくわかっているつもりでも、実は本当のところはよくわかっていないってことよくあります。

よく「私は大丈夫!」とか「今がんばらなきゃ」などと言って、頑張ってる人ほど、仕事がひと段落したらどっと疲れ何もできないとか、体を崩したりとか… 


本当の自分の心の状態、体の状態を理解してケアして維持していくことって意外と難しいんです。


7月に高岡市金屋町で実施した対面のSPA旅では、本当の自分と丁寧に向き合うことが自然とできるワークをいくつも実施しました。

今回ご紹介するのは、そのうちの1つ『ブラインドウォーキングワーク』です。


感じたことをそのまま表現することが難しい社会


私たちが生まれたばかりの赤ちゃんの時、だれもがお腹がすけば泣き、機嫌が良ければ笑っていたはずです。それがだんだんいろんなことを学ぶにつれて、周囲の様子をうかがって行動したり、我慢をしたり、自分の感情をコントロールできるようになります。それが人間としての成長なのですが、過度にコントロールしてしまうと【生き辛さ】に代わってしまうこともあります。


成人になると自分の感情のままに行動してしまう人を時に「我がまま」だと思い、思われるようになります。 周囲に自分を合わせてていると、一見心地よい感覚を得るのですが、実は自分が本当に欲していることが何なのかを奥底へしまい込んでしまうのです。


そうなると、自分自身の心身の状態をありのままに感じる感覚を使わない方が楽になるので、その感覚はだんだん鈍ってしまいます。



疲れた時に、そのまま疲れたと言えない環境。やりたくないけどやらなければならない状況。そんなことの積み重ねで、いつしか【やるべきこと】をやる毎日が普通になり、

【やるべきこと】をやり遂げた時の周囲の評価を糧にすることが生きる楽しさだと錯覚するようになることもあります。


それが通常になってしまうと、やったことに関して、第三者からなんの評価もリアクションもなかった時に、ふと

【何のためにやったんだろう】

【せっかくやってあげたのに】


という怒りや絶望という感情へと即変換するという落とし穴があります。


何かをやること、仕事をすることに対して自分はどう感じているのかということを振り返る余裕なく前進せざるを得ない現代社会。意識して自分の感覚や思いを確認する機会を持たないと、極限に至るまで自分の中で起きている些細な変化にさえも気づかなくなってしまうのです。

そんな状況が続くと、忙しさが一段落した時に急に喪失感、過度の疲労感などに襲われしまい、体調を崩してしまうなんてことがあるわけです。


そうならないためにも、意識して定期的にガス抜きや自分の五感を磨くことを普段の生活に取り入れることが、ウェルビーイングな人生を送るために大いに役立つと言えます!


鈍った感覚を取り戻せ! NEW ブラインドウォーキング




楽しい! 嫌だ! 疲れた! ワクワク! などなど 子供の時に素直に感じてた感覚。何も大イベントがなくても小さい時はいろんなことに一喜一憂していたはずです。

そんな感情は大人になると何だか忘れてしまいがち。でもその感覚は人間の五感をフル活動しているからこそ感じられる感情なのです。


ということは大人になってワクワクが減ったな〜と感じられたらチャンス! 

ワクワクを感じられるワークやイベントを生活に注入しましょう。 


協会の理事を務めてくださっている公認心理師の北本福美先生にご指導いただき、今年のSPA旅で行った「NEW ブラインドウォーキングワーク」は、五感を研ぎ澄ませて自分の感情と向き合う状況を短時間で自然に作ることができるワークでした。


ブラインドウォーキングと聞くと、目が見えないことを体験するというちょっと福祉的要素が強いプログラムだと思われる方が多いかもしれませんが、SPA旅で行ったブラインドウォーキングは、一味違います。


ペアになり一人が目隠し、一人がガイド役になります。二人とも声は出しません。


ガイド役の人は、相手になるべくたくさんの体験をさせてあげるようというホスピタリティ精神をフルに稼働させます。ただし、相手の安全・安心を第一にするため目隠しをしている人が発する動きや手から伝わる緊張などを細かくキャッチする必要があります。声は出せないので、「歩幅が小さくなってるから不安なのかな〜」とか「触る手の動きが楽しそうだな」とか普段の生活では見過ごしてしまう小さな変化を感じ取るようになります。

また、言葉を使わずに相手に伝える方法を考えることで、相手に対して自然に優しくなれます。


目隠ししている人は、「怖い」「不安だ」「楽しい」「もっとここにいたい」等を自分の感情を言葉を使わずに相手に伝えようとします。

日常生活では、何気なく歩いている小さな段差も視覚に頼らないと足裏の感覚から大きな段差のように感じたり、壁の質感に安心感や不安感を覚えたり、ただ部屋を歩いているだけなのに様々な感覚や感情が生まれてきます


徐々にガイドの人との息があってくると、不安は消え「今度は何を触らせてくれるんだろう?」「これは何かしら?」と子供のようにドキドキ、ワクワクが止まらなくなってきます。

そういう空気は、ガイドの人にも波及して二人の間で「どうしようかな~」とワクワクな時間が流れます。


今回は、段差もほとんどない安全な空間の中に異なる素材の壁、職人技の作品の置物、窓、障子など、想像力が掻き立てられるものが小さい空間にたくさんある場所で開催したので、朝のストレッチをして、瞑想した後朝食をいただくまでの20分間ぐらいの短時間でも、

指先の感覚が研ぎ澄まされていく感じや、触っているものの形をイメージしたり、一つ一つのことを丁寧に感じることで、普段眠っていた自分の中の五感が徐々に起きていくのがわかりました


戸惑い・恐怖からドキドキ、ワクワク。色んな感情が自分の中に芽生えます


こういうワークを時々行うことで、自分から生まれてくる感情をそのまま受け入れることの心地よさを改めて感じることができます。

そうすることで、疲れやストレスを貯め過ぎない自分自身へと軌道修正できるようになるはずです。


いきなり子供のように無邪気に遊んでください!と急に言われても大人は戸惑いますが、NEWブラインドウォーキングは、短時間で様々な感情や感覚が研ぎ澄まされていくプロセスを実感できるワークです。


自分の感覚を研ぎ澄ます。相手のことを考えて動く。

ビジネスシーンでは、チームビルディングなどにも効果が高いワークです。

ご興味ある方は、ご連絡ください。ミニワークショップを企画しましょう!


高岡市金屋町でのSPA旅のダイジェストは 


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